Retail apocalypse。米大手小売業の店舗大量閉鎖や経営破綻の相次いだ15年ごろから、米国で言われるようになった。以前から米小売業は低迷を続けていたが、年々悪化し18年10月にはかつて世界最大の小売業だったシアーズを傘下に持つシアーズホールディングスが連邦破産法11条を申請した。
大規模な破綻が次々と発生し、その状況を黙示録が描く終末の世界に例えた。急成長するECの影響とされるが、米国ではECのシェアは10%未満で、小売りのオーバースペースや消費者の関心がモノからコトに移っているためという指摘もある。