《FB用語解説》スライバーニット わたの束を編んだ生地

2018/07/11 06:21 更新


 sliver knit。ウールや獣毛を糸にせず、わたの束(スライバー)の状態で編んだ生地。空気をたっぷり含むため、軽く、柔らかく、保温性が高い。スライバーは、わたから糸を作る工程で、繊維を一本ずつほぐし、平行に揃えながら、ふわふわのロープ状に伸ばしたもの。これを専用の丸編み機を使い、イタリア生まれの特殊な製法で編んでいる。日本では13~15年、コートや羽織り、プルオーバーなどの用途で広がった。その後トレンドは終息したが、19~20年秋冬に向け、欧州のラグジュアリーブランドから関心が高まっている。



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