mondrian look。太い線と原色の方形を組み合わせた幾何学模様の装い。65年に「イヴ・サンローラン」がパリ・コレクションで発表した。白のミニワンピースを黒の水平線と垂直線で分割し、それぞれのマスに赤・青・黄の三原色を配したデザインに象徴される。
オランダの抽象画家、ピエト・モンドリアンの画風に着想し、65年当時、ファッションと現代アートを融合した取り組みはモード界の注目を集めた。モンドリアンは「コンポジション」シリーズに代表される大胆な抽象画によって新造形主義を唱え、20世紀の絵画、造形に大きな影響を与えた。