《FB用語解説》反毛（はんもう）　衣料や裁断くずを再びわたに

　ウールや綿など不要になった製品や裁断くずを回収し、解毛機や反毛機にかけて、わた状に戻した繊維のこと。色別に分類したり、染色して使用する。反毛工程を通すと繊維長が以前よりも短くなってしまうため、ウールでは紡毛糸やフェルトの原料として、綿では軍手やぬいぐるみの中わた、フェルトなどに使われることが多い。

　ウールでは古くから衣料用途にも使われてきた。最近では綿でも持続可能性といった観点から衣料用途に活用する動きが出てきており、素材メーカーでは新たにクラボウが、商社ではヤギなどが取り組んでいる。