【PR】〝繊維の宝石〟シーアイランドコットンが紡ぐサステイナブルな価値とは

2020/11/30 00:00 更新


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 シルクのような光沢とカシミヤのような肌触りで“繊維の宝石”という愛称を持つ、シーアイランドコットン(海島綿)。傑出した品質と希少性の高さで知られるが、実は綿花栽培の持続的発展や、良い物を長く使う消費の浸透を目指すサステイナブル(持続可能)な繊維でもある。販社であるシーアイランドクラブは、マーケットの拡大がサステイナビリティーに直結するとして、品質向上や認知拡大に力を入れている。 

■長く愛用してもらえる商品に

 私たちにとって最も身近な繊維である綿(コットン)。肌触りが柔らかく、丈夫で、吸湿放湿性がある物性は、インナーやシャツ、寝装・寝具、タオルなど様々な製品に活用され、生活に浸透してきた。それだけに、綿の生産量は他の天然繊維を圧倒している。インド、中国、米国をはじめ、世界中で生産されており、産地や気象条件、品種によって特徴が異なる。カリブ海周辺で花開いたシーアイランドコットンは、その中で最高峰といわれる品質を誇ってきた。

 綿の品質を左右する大きな要素の一つが、綿花から採れる繊維の長さだ。繊維が長いほど、糸にする時に撚る本数が少なく済むため、柔らかく、滑らかな生地ができる。繊維の長さが平均35ミリメートル以上である綿は、超長綿として一般的な綿と区別され、高値が付く。シーアイランドコットンのほか、米国のスーピマ綿、エジプトのギザ綿、中国の新疆綿、インドのスビン綿があるが、シーアイランドコットンが最も長いというデータが出ている。

シーアイランドコットンの生産量は全綿花の0.01%
現存する超長綿の祖であり、繊維長は最も長い

 シーアイランドコットンは、繊維の撚り(ねじれ)の多さも抜きんでている。西印度諸島海島綿協会(海島綿協会)によれば、1インチ当たりの撚り回数は米綿やエジプト綿の約1.5倍、中国綿との比較では3倍近い。繊維の撚りが多いと紡績しやすく、細い糸に加工できる利点がある。高級ドレスシャツには細い綿糸が使われるように、糸が細いほど、繊細で優雅な光沢を放ち、着心地の良いしなやかな生地に仕上がる。生地の薄さに反し、ふっくらとした風合いも、上質感を強調する。また、繊維の中空部を取り巻くセルロース質が通常の綿撚り厚いことから、汗ばむ季節は吸湿放湿性で涼しく、肌寒い季節は保温効果で暖かくといった綿の機能がより高いレベルで発揮される。

 耐久性にも優れる。柔らかさや滑らかさ、光沢を含め、繊維に由来する特徴であるため、洗濯や着用を繰り返しても、上質な風合いを長く維持することができる。良い物を長く大切に使う、SDGs(持続可能な開発目標)時代の消費行動に好適な素材であり、シーアイランドクラブもその価値を訴求している。

■綿の最高峰であり続けるワケ

 綿のサステイナビリティーは、生分解性や環境負荷の少ない栽培方法といった環境保全の観点で語られることが多い。シーアイランドコットンは環境だけでなく、社会、人を含めた持続可能な発展に貢献する取り組みを進めている。

 シーアイランドコットンの栽培事業の中核にあるのは、栽培農家を経済的に豊かにすることだ。西印度諸島海島綿協会による商品管理の下、綿花栽培から紡績、最終製品に至るまでトレーサビリティー(履歴管理)を確立し、他の綿花に比べ高い付加価値を守り続けている。綿花栽培を産業として持続的に発展させるためだ。

 シーアイランドコットンが栽培されるのは、カリブ海周辺の限られた地域。年間平均気温が26~28度で、昼夜の温度差が少なく、年間の総日照時間は3000時間以上、綿木の成長期は雨季で、開花時期は乾季といった栽培に適した気象条件が揃っているからだ。水はけの良いアルカリ性の土壌が広がっており、均一で節の少ない良質な綿が育つ。

 かつて4拠点あった商業栽培地は、ジャマイカだけとなった。経済発展に伴い、第一産業から、収益性・効率性が高い第三次産業に労働人口が流れるのは、どの国においてもみられる普遍的傾向だ。産業として持続・発展させるには、農業の位置づけを高めるための取り組みが欠かせない。

 ジャマイカでは 現地のNPO法人であるJADF(農業開発基金)と連携し、官民一体で栽培事業を行っている。日本の外務省の協力も得ながら、共に農家に対する栽培技術移転や将来の産業化に向けた支援を行っている。一次産業を主とする開発途上国にとっては、生活水準の向上につながり、持続可能な社会の実現にも重要といえる。

 現在は、同じ種を米テキサス州エルパソで栽培する米国産シーアイランドコットンも扱う。米国産は100年前に栄えたが、害虫被害により壊滅。ニューメキシコ州立大学によって、栽培方法が確立し、17年にアメリカン・シーアイランドコットンとして復活した。年間の総日照時間は3000時間以上など、カリブ海周辺に似た気候に恵まれる。

 手摘みの西印度諸島産に対し、米国産は機械摘みで多少栽培方法は異なり、米国産の方がやや繊維が太いくらいで品質に大きな違いはないという。

 掲げるサステイナビリティーも、西印度諸島産と同様だ。米国の他の品種と比べ、高付加価値を守ることで、持続可能な産業を目指す。アメリカン・シーアイランドコットンは、契約栽培農家から紡績、卸売商社までBCIに加盟。契約農家は農薬・水使用の制限、繊維の品質、健康や安全への配慮、労働環境、児童労働・強制労働の禁止などの基準に則って栽培し、最終製品に至るまでトレーサビリティーが確保されている。

 西印度諸島産、米国産ともに、農家との契約栽培も特徴といえる。価格をあらかじめ提示し、市場規模や翌年の需要予測を踏まえて数量を依頼、全量を引き取っている。特に西印度諸島産はほとんど手作業で栽培・収穫され、特に収穫期には多くの人手(ピッカー)を要する。ピッカーには収穫の目方に応じてフェアな賃金が支払われ、現地の人々の貴重な収益源となっている。

西印度諸島産のシーアイランドコットンの栽培・収穫はほとんと手作業

■新たな体制で市場拡大へ

 綿花栽培の持続的発展には、マーケットの拡大が不可欠とみて、国内外に向け、ブランド価値の向上や情報発信に注力している。

 シーアイランドコットンは今年から、品質の向上と安定を目的に、紡績工程を近藤紡績所の長野・大町工場に集約した。同社の国内唯一の製造拠点で、綿のカードやコーマの定番糸のほか、特殊糸や混紡糸を製造してきた工場だ。同社は海島綿プロジェクトを立ち上げた。長い繊維をムラなく、均一にきれいに紡ぐため、培ってきた経験やノウハウを結集し、糸を紡ぎ出す時の取り扱いや機台の管理方法などの基準を確立。生産の安定性を支えるため、最新鋭の紡機と専用設備を導入した。紡績で初めて糸の形状にする粗紡工程は、テンション調整をコンピューターで最適な状態に管理し、糸を均一に巻き取ることができる体制を敷いた。次の精紡工程は、繊維の束を引き延ばす工程や撚りをかける回数が幅広く設定できる機械を入れた。細い糸の生産に適し、糸が細くなるほど発生しやすい毛羽やムラも減少する。

海島綿プロジェクトを発足し、細い糸の生産に適した精紡機など最新設備を導入した近藤紡績所

 シーアイランドコットンを管理する海島綿協会では、運営体制の抜本的な見直しを行った。八木原保理事長は、活動方針で五つの重点項目①海島綿のブランド価値と認知度をしっかり浸透させる②国内のラグジュアリーマーケットで認知度を浸透させる③海外のラグジュアリーマーケットへの進出を目指す④会員増強運動を推進⑤海島綿協会運営の改革——を定め、それぞれ分科会を発足。協会運営では、会費の減額や、年会費の安い特別会員制度の適用範囲を広げた。シーアイランドコットンは、ハードルの高さや高価なイメージもあり、日本での販売はバブル期をピークに減少している。とりわけ、若年層の認知度の低さが課題とみる。10月に刷新したホームページでは、写真や動画を交えながら、シーアイランドコットンの魅力やあらまし、製造方法などを順次公開している。展示会にも出展し、アパレルだけでなく、雑貨などの新規販路も開拓する構えだ。

【公式サイト】

公式サイトにてコンテンツを更新中

≫≫https://seaislandclub.jp/

【お問い合わせ先】

シーアイランドクラブ株式会社

担当者:近藤

メール:yuta.kondo@kondobo.co.jp

電話:03-3662-1301

企画・制作=繊研新聞社業務局

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