【ファッションとサステイナビリティー】坂本デニム 本藍染め、エコ染色をアピール

2020/11/30 05:00 更新


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 インディゴロープ染色大手の坂本デニム(広島県福山市)は、本藍を用いたロープ染色技術を確立するなど天然染料の活用を進展してきた。電解水を用いたエコ染色システムも本格的に導入しており、環境に優しい物作りへの取り組みを強めている。

 本藍を用いたロープ染色は、澄んだ青が特徴的だ。色が落ちた時に化学染料であるインディゴ染料はややグレーっぽさが出てくるのに対し、本藍はくすみのない青さを維持したまま色落ちするという。濃い青を出すのが難しかったが、染色の工夫でそれを克服、最近では本藍を手掛ける回数も増えてきた。インディゴに比べ色の固着も良く、色が落ちにくいため色合いを長く楽しめる点も魅力の一つだ。「オーガニック素材でエコ染色システムを用いて本藍で染めれば、環境負荷のかなり少ないデニムが出来る」(坂本量一社長)として、海外も含めアピールを強めていく。

 独自開発した環境負荷の少ないエコ染色システムも全面的に採用している。水を電気分解し、洗浄効果のある強アルカリ性電解水と、漂白や除菌、色止め効果のある強酸性電解水を生成。この電解水を精練など染色工程に活用しており、洗剤や中和処理薬剤の使用が大幅に減少し、排水処理コストが削減。温水を使わないことで二酸化炭素の削減にも貢献している。

澄んだ青さが特徴の本藍染デニム

(繊研新聞本紙20年11月25日付)

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