ファーストリテイリングの第1四半期(21年9~11月)連結業績は増収増益だった。主力のユニクロは国内が2ケタの減収減益で、ジーユーも低調だったが、海外ユニクロが大幅な増収増益でけん引した。
売上収益6273億円(前年同期比1.2%増)、事業利益1161億円(4.1%増)、営業利益1194億円(5.6%増)だった。国内ユニクロは前年同期に売り上げが伸びた反動で10.8%減収となり、営業利益も18.8%減となった。海外ユニクロは市場規模の大きい中国大陸が減収、大幅な減益となったが、香港、台湾、アジア・オセアニアは大幅な増収増益、北米は増収で黒字化し、欧州も好調だった。ジーユーは前年同期が好調だった反動と秋物の苦戦、生産、物流遅延による冬物の販売がずれ込み、8.7%減収で、営業利益は34.5%減だった。
通期は期初計画通り、売上収益2兆2000億円、事業利益2800億円、営業利益2700億円で増収増益を見込む。