《ファッションビル・駅ビル商況2月》うるう年、インバウンド好調で大半が前年超え

2024/03/15 06:28 更新会員限定


 ファッションビル・駅ビルの2月商戦は大半が前年超えで、全体として伸び率も上昇した。日数が前年よりも1日増え、休日も1日多かった影響に加え、春節(中華圏の旧正月)の効果で中国人観光客が増加、インバウンド売り上げが好調だった。衣料品は中旬から春物が本格的に売れ出した。

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 〈首都圏〉ほぼ全施設が前年超え。たまプラーザテラスは降雪に加え、改装に伴う複数の区画の休業の影響もあった。

 衣料品は気温が低かった中旬まで冬物が売れた施設が多かったが、それ以降は春物が売れ出した。「オケージョン商品が好調」(ルミネ新宿、同横浜、同大宮、新宿ミロード、アトレ恵比寿、同川崎、二子玉川ライズ・SCなど)で、ドレスのほか、「ポンチ素材のジャケット、ボトムなど普段使いもできるアイテム」(アトレ恵比寿)が売れ筋。「パンプスやヒール靴、ヘアアクセサリーが好調」(ジョイナス)など衣料品以外でもオケージョン需要が拡大した。春物アウターのほか、「デニム製品が好調」(ルミネエスト、新宿ミロード、SHIBUYA109渋谷、サンシャインシティ・アルパなど)という施設も多い。

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