ファッションビル・駅ビルの8月商戦は7月に引き続き、対象全施設が前年超えとなった。前年同月も全施設が前年超えだった。高気温の影響で衣料品は盛夏物や実需に対応した晩夏初秋物の売れ行きが活発だった。各施設とも夏休み向けイベントを積極的に行い、集客につなげた。前年同月はまだ少なかったインバウンド（訪日外国人）需要も押し上げた。9月序盤も全体として好調だ。
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〈首都圏〉9カ月連続で、対象全施設が前年超え。外出機会の増加で飲食が大幅に伸び、衣料品も順調だった。
衣料品は、8月から秋冬物を打ち出す店が増えたものの、高気温の影響で「お客の反応が鈍かった」という施設が大半。「お客はイベントのための夏服やサンダルが欲しいのに店頭にはないという傾向が見られた」（ルミネエスト）という施設もあった。
