25年春夏向けテキスタイルでは、気候変動への対策も急務になっている。トレンドが続くシアーや凹凸のあるサッカー調など、清涼感のある素材に引き合いがある。暑さを和らげる機能を付加した新素材も出ている。需要がある天然素材では、麻が高騰する中でも求められている。
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長く暑い夏に求められる服を売るうえで通気性や軽やかさは欠かせず、それらを実現するテキスタイルの重要性は増している。温暖化を受け、今夏のMDを見直したストライプインターナショナルの「グリーンパークス」は、企画で素材に重点を置いた。販売時期を細分化し、それぞれの平均気温を基に、肉感の違いや接触冷感といった機能で変化を出した。