【EXLOG×StylePLUS】アパレル企業の「やりたいこと」がここにある

2020/09/17 00:03 更新


 「売れるところで販売し、手に入れたい場所に商品を届ける」をサポートするのがダブルス・パートナーズの「EXLOG(エクスログ)」だ。基幹システムや物流倉庫、実店舗のPOS、各ECサイトとのデータ連携がこれを可能にする。このデータ連携によって、店舗への自動補充もでき、スタイリング投稿アプリ「StylePLUS(スタイルプラス)」を連携すれば、客注取り寄せにも対応する接客ツールとして力を発揮する。コロナ禍もあり、ECを使って店舗、全社の売り上げをどう高めるかという課題から、引き合いが増えている。

データ連携でEC・店舗の在庫一元管理

 エクスログは、ゾゾタウン、楽天ファッション、アマゾンなど連携する約20ものECモールや自社ECサイト、店舗の顧客接点のデータを集約。物流倉庫のWMS、自社基幹システム、店舗のPOSの在庫データと連携することで「どの商品がどこにどれだけあるか」を管理画面で視覚的に把握できる。WMS(倉庫管理システム)から入・出荷実績データを取り込み各ECサイト・実店舗向けの出荷指示、客が購入した商品の個別配送出荷指示を送るので、実際の商品の動きも管理できる。ECモール向けにはフォロー在庫を独自のロジックで自動算出し、日々出荷するケースや、注文データをAPI連携し、注文分だけを倉庫在庫を引き当て出荷するケースがある。在庫切れ商品の注文もエクスログを介して取り寄せができる。

 店舗向けも自動フォローができる。店舗の予算に合わせて適正な在庫を自動算出し、WMSに出荷指示を出す。店舗マスターをエクスログ内に持ち、店舗のPOSデータを取り込むからできることだ。販促イベントなどを係数に自動配分もできる。EC、店舗とも手動での在庫設定も可能だ。このほか、ささげ作業向け、予約、客注なども自動配分できる。可能な限り、在庫を分散させずに、売れるところで在庫を消化する。

 EC関連業務も効率化する。商品マスターや商品情報、画像は約20のECモールのフォーマットに自動変換し、一括送信できる。サイトごとに商品情報をアップする時間と労力を削減する。各モールの売り上げや再入荷リクエストは、ブランド・カテゴリー・品番別に簡単に確認できる。実店舗の売り上げや在庫も把握できる。

 管理画面で視覚的に把握し、売り上げを押し上げる施策の検討、効率的な実行と在庫の抑制を可能にする。これらのデータは2次活用するユーザー企業が多い。この仕組みを生かすため、各サイト向けと店舗フォロー分をフリー(エクスログ)在庫として管理し、売り上げ増・在庫削減を両立させているユーザー事例がある。

エクスロゴの管理画面

スタイルプラスとの連携で店舗客注にも対応

 エクスログにスタイルプラスを連携すれば、店舗での接客ツールとして活用できる。リアルな顧客接点である実店舗の強みを売り上げや顧客満足度の向上につなげられる。スタイルプラスはもともと、スタイリング画像の作成からECサイトへの投稿、SNSへの連携、画像管理が簡単にできる業務アプリだ。スタイリングを撮影してから平均4分で投稿・表示でき、大幅に作業時間を短縮できる。スタイリング経由の売り上げが管理でき、店舗スタッフのECへの貢献度を定量的に評価できる。

スタイルプラスで取り寄せ指示

 接客ツールとしては投稿されたスタイリング画像をライブラリー化し、来店客への提案に活用できる。検索機能が充実し、スタイリング、商品で検索でき、在庫がある場所を絞り込むこともできる。エクスログの商品マスターや在庫データとの連携で、商品の詳細情報やどこに在庫があるが確認できるのだ。客のニーズに合ったスタイリング・商品を提案しながら、在庫を抑えられるので売り逃し防止につなげられる。店舗で欠品していても客注機能で他店舗やECサイト、倉庫の在庫から引き当てが可能で、店舗・ECサイトどちらでの購入にも、店頭・宅配どちらの受け取りにも対応できる。

 スタイルプラスとエクスログの連携で、客が好みの接点で購入しより利便性が高いところで商品受け取れる仕組みができ上がる。

エクスロゴ軸の相関図

お客様の“欲しい”に応える仕組みを

ダブルス・パートナーズ 取締役EC事業部マネージャー 増田 康氏


 アパレルECの課題解決のシステム・サービスを提供してきたダブルス・パートナーズ。コロナ禍の下で売り上げを回復し、維持拡大するには何をすべきか、増田 康 取締役EC事業部マネージャーに聞いた。

――店舗の集客減で皆、EC強化に動いている。

 今はまだ、店舗をどう安定稼働させるかを各社、探っている段階です。当面、売り上げを上げるにはECしかない。しかし、EC化率は高い企業でも30%程度で、全社売り上げをコロナ前の水準に戻すには、EC事業の仕組みから変えねばなりません。ダブルス・パートナーズはこれを支援します。エクスログやスタイルプラスは、そのためのツールです。

――コロナ禍で、EC強化支援に変化は。

 商品在庫がどこにあるか把握していないことが、コロナ以前からアパレル企業の大きな課題で、それは変わりません。売れないところに在庫を積んだり、売れるところで品切れを起こしたり。データ連携がないからです。エクスログがこれを解決します。自社サイト・ECモール、さらに店舗の在庫も含めて一元管理が可能になります。スタイルプラスとの連携で店舗の客注、ECの店頭在庫注文にも対応できる。お客様が欲しい時に販売できる仕組みができます。



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