関西圏で子供服専門店「オン」「ウタ」などを運営するエンドユーザーグループ(大津市、細井隆之社長)は、元号が「令和」に改まる5月1日から7日に国内で誕生した赤ちゃんに、無償でロンパースかTシャツをプレゼントする。改元と赤ちゃん誕生へのお祝いの意味を込めた企画で、消費者に喜んでもらうことが狙い。宣伝効果にも期待する。
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プレゼントするロンパースとTシャツには、イラストのほか、新元号と名前を手描きする予定だ。手描きTシャツは同社の主力商品。人数制限などは設けず、「この期間に生まれた赤ちゃん全員にプレゼントしたい」と意気込む。送料も同社が負担する。LINEのお友達登録や、メールマガジンの登録などは最低条件とするが、同社商品の購入は応募条件にしない。プライバシーに配慮した範囲で生年月日が証明できる写真などを添付し、オンラインで応募する。
4月から店頭のほか、インスタグラムなどのSNS、雑誌で告知を開始する。国内で生まれる数は1日3000人と言われており、1週間で約2万人となる。実際に出荷する枚数は2000枚程度と予想するが、「全員分プレゼントする体制は整える」。令和生まれの赤ちゃんが最も多く着ている服として、ギネスブックなどの記録にも挑戦したい考えだ。
