エレメントルール「カオス」 上質さ高めた新ブランドを今秋立ち上げ

2023/06/08 06:29 更新


 アダストリアの子会社、エレメントルールの「カオス」から23年9月、新ブランド「ディガージェ」がデビューする。洗練された本物の価値を大切にする大人の女性向けに上質感をより高めたもので、伊勢丹新宿本店の店舗限定で販売する。今後は、海外での卸販売も進めていく。

 ブランド名はフランス語で「くつろいだ、自由に、軽快に、力を抜いた様」などの意味。「カオスから一歩抜け出し、より自由に、軽快に、力を抜いて日常にまとう」上質な服を提案する。現在7店ある常設店のうち、「カオス伊勢丹新宿」の客層が「より特別感のあるものを求めている人が多い」ことが背景にある。需要に寄り添い、洗練された大人に必要なものだけを提供していく。ディレクターはカオスと同じく櫛部美佐子さんが務める。

 デビューコレクションは、ベビーカシミヤのハイネックのセーターや「ロロピアーナ」の生地を使ったシャツなど約10型。中心価格はコート16万5000円、トップ3万8500円、ボトム4万9500円。カオスよりワンランク上の価格設定となる。8月30日から伊勢丹新宿本店3階で開く期間限定店で販売開始、同フロアの常設店ではリニューアルオープンの8月31日から扱う。

「ロロピアーナ」の生地を使ったシャツ(税込み8万6400円)とラクーンのファーティペット

 旗艦店の役割を担う表参道店をはじめとする他店舗での販売は未定。海外では卸販売を行う方針で進めている。

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