デイトナインターが新事業 注文住宅・インテリア販売

2017/07/04 04:29 更新


「フリークスハウス」モデル住宅

 米国ライフスタイルセレクトショップ「フリークスストア」を運営するデイトナ・インターナショナルは、注文建築・インテリア販売の「フリークスハウス」事業に乗り出す。「家族や仲間が楽しくつながる」家を提案する。15、16日には同社スタッフがモデルルームを千葉・木更津で紹介し、建築注文から室内の家具、雑貨までを販売する。

 同事業は建設業のベツダイ(大分市)のデザイン建築「ライフレーベル」との協業で、「ファンライフ」をテーマに、同社が強みとする喜びと感動のファッション提案を、生活空間提案まで発展させた。

 提案するモデルハウスは、米国の平屋建てをイメージ。リビングは大きな空間を取って、中庭と一体化させる。リビングと中庭の間に、L字のウッドデッキを造って、集まった人が自然と庭を取り囲む仕様にしている。日本の土地事情を考えて設置する2階は、吹き抜けを作って開放感のあるレイアウト。室内はレッドシダーの板張りを多用し、ぬくもりと愛着の湧く住宅にしている。


空間を彩るインテリア・雑貨も提案・販売する

 モデルハウスは千葉・木更津に建築して紹介。家の中に置く家具や雑貨も同社が企画、仕入れしており、販売する。6月30日からフリークスストア渋谷店でもハウス事業のインテリア・雑貨を展示販売している。

 同社は「客の笑顔をつくる」を3~4年前からテーマに掲げ、ライフスタイル全般での商品・空間・イベント作りを社員全体で行ってきた。富士山麓に3300平方メートルの土地を会社で購入、社員がチームとなって1泊2日で小屋、ツリーハウス、ピザ窯、ウッドデッキなどを手作りした「ユニオンハウス」を建築し、「モノを作る」を共有。昨冬にリニューアルした路面の長野店では、異業種と協業した店作り、イベント発信も進んでいる。こうした物作りの熱量が、協業につながった。

 モデル仕様は床面積1階74.4平方メートル、2階42.1平方メートルで、販売予定本体価格は1980万円。住宅販売はベツダイが行っており、すでに注文が入っているという。ハウス事業を進めるに当たり、社内にフリークスラボを立ち上げ、ディレクターには柴田恭亨さんが就いた。




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