00年に商業面積を調整してきた大規模小売店舗法に代わり、渋滞など周辺環境が審査対象になる大規模小売店舗立地法が施行され、ディベロッパーの参入が相次ぐことも含め、大型SCの開発が加速される。
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03年に初の大型SC
オープンタイプのNSC(近隣型ショッピングセンター)を中心に、施設数を増やしてきた大和ハウスグループでも大型SCの開発がスタートする。大和ハウス工業は03年、子会社の大和情報サービス(現大和ハウスリアルティマネジメント)とともに初のインナーモール「湘南モールフィル」を開業した。NSCの日常型からファッションなどにテナントの幅が広がり、「フードコートを設けるのも初めてだった」と、大和ハウス工業東京本社流通店舗事業本部SC事業部事業部長の増田尚嘉が振り返るように、探りながらの開発となった。しかし地域に受け入れられ、以降により大型のSCが商圏内に開発されることになるが、若いファミリーやシニアの厚い支持を得ており、23年度でコロナ禍の影響を脱し、今期も売り上げを積み増す見込みだ。
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