クロス・マーケティングのスーツ調査 着用できるスーツの保有数「1着」「2着」が45%

2024/05/24 06:25 更新


 マーケティングリサーチのクロス・マーケティングが今春に実施した調査によると、着用できるスーツの保有数は1着または2着の人が45%となった。10年間、スーツを購入していない人は、一度も購入したことがない(または買ってもらったことがない)を含めて4割以上を占めた。

 調査はインターネットによるアンケートで3月29~30日に実施し、20~69歳の男女1100人から回答を得た。

 最近1年以内に購入した、または買ってもらった人は13%だった。20、30代がやや多かった。直近で購入したのは「10年より前」が30.5%で最も多い。50、60代の購入時期は「10年より前」が4割以上。50代以上はこの10年間購入していない人が5割だった。

 購入した・買ってもらったことがある人の中で、今は着用できない可能性のあるスーツの保有率は45.7%で、とくに60代は57.8%と高かった。今でも着用できるスーツの保有数は、「2着」「1着」がそれぞれ2割でボリュームゾーン。男性では年代が上がるほど保有数が多くなる傾向だった。

 スーツの着用頻度は1年に1回以下の人が半数以上となった。女性の50代は3年に1回未満の人が特に多い。男性の40、50代は「週5日以上」が他の年代より高いものの2割程度にとどまっている。

 スーツなどのきちんとした服装がふさわしいと思う場面は、「面接」「入社式」「結婚式・葬式」「入学式・卒業式」が半数超えと、セレモニーに関するものが上位となった。一方、必須ではないと思う場面は、「引っ越しのあいさつをするとき」「音楽会・観劇」「同窓会」が半数超え、「普段、仕事で出勤するとき」4割と続いた。



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