仏「クレージュ」クリエイティブディレクターが退任

2020/01/04 13:08 更新


 フランスのメゾン「クレージュ」は、クリエイティブディレクターのヨランダ・ゾベルの退任を発表した。後任は未定。

 同メゾンはアンドレと妻のジャクリーヌのクレージュ夫妻によって61年に創業。11年に元広告業のフランス人の2人が買収し、「コペルニ・ファム」の創業デザイナーたちをクリエイティブディレクターに起用した。

 しかし、経営不振から脱せず、15年に仏ケリングを創業したピノー家のホールディング会社、アルテミスが株式30%を取得し資本参加した。メゾンの若返りを図り18年2月、「アクネストゥディオズ」からクリスティナ・アーレスをCEO(最高経営責任者)に、同じくゾベルをクリエイティブディレクターに迎えた。アルテミスは同年9月にクレージュを買収している。

(パリ=松井孝予通信員)



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