「エリック・カールの世界」 ライセンシーが増加中

2018/07/13 06:24 更新


 ライセンス管理のコスモマーチャンダイズィングはライセンスエージェント契約し、ライセンス管理するプロパティー「エリック・カールの世界」のライセンシーを増やしている。エリック・カールによる絵本でベストセラーの「はらぺこあおむし」の人気もあり、エリック・カールの世界のライセンシーは18年で76社(前年比31%増)となった。20年には出版を除くライセンス分野で小売価格ベース50億円の売り上げを目指す。

 同プロパティーのライセンス契約社数は、13年37社、16年46社、17年58社と拡大を続けている。「エリック・カールの知名度は非常に高い。キャラクターだけでなくベビー・子供の知育分野で定番化し成長している。また親子で楽しむ空間作りが進んでいる」(大野篤志社長)とする。特に店舗イベントが増えている。マロニエゲート銀座では8月31日まで協業カフェ「はらぺこあおむしカフェ」を開いている。「エリック・カールプラザ」(エー・アンド・ビーホールディングス)はコピス吉祥寺に開店。期間限定店「はらぺこあおむしマーケット」(アンプラグド)は百貨店や駅ビルで開店している。また17~18年には美術展「エリック・カール展」が五つの美術館で行われている。

コピス吉祥寺の「エリック・カールプラザ」

 エリック・カール氏の絵本は16年に、日本での出版40周年を迎えた。07年9月時点で、日本では通常の絵本は290万部、ボードブック版は93万部が発行された。現在は、日本での発行累計部数は通常の絵本は399万部、ボードブック版は239万部。

「エリック・カールの世界」から「はらぺこあおむし」


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