「コンドマニア」 アパレル・服飾雑貨の販売開始

2019/11/27 06:29 更新


 コンドーム専門店「コンドマニア」を運営するシィーロード・インターナショナル(東京、井口誠一社長)は今秋、コンドマニアのキャラクターを活用したアパレル・服飾雑貨販売を始めた。原宿・渋谷発ストリートカルチャーとして広げ、同店がコンセプトにする「コンドームが日常に、当たり前に溶け込んだ社会実現」を目指す。

 同社は今月、コンドマニア2号店を渋谷パルコ地下1階にオープンし、同時にアパレル・服飾雑貨の販売をスタートした。キャラクターを入り口にして、コンドマニアを知ってもらい、社会通念を変えるのも目的。今回はカジュアルウェア企画・生産のフラッグスインク(東京、足立和広社長)とマスターライセンス契約を結び、フラッグスインクが生産から卸まで担当する。

 コンドマニアは93年に東京・神宮前交差点の好立地に開店し、25年以上にわたり原宿を接点としてきた。しかし昨年、明治通りの拡張工事で路地裏に移転したため、発信・認知で次の一手が必要となっていた。

渋谷パルコ店

 渋谷パルコ出店とアパレルへの参入は、新たにコンドマニアを若い層に広く知ってもらう接点であり、〝入り口〟の位置づけ。増加中の海外観光客にも日本製の品質とユーモアのあるお土産品として発信し、世界に店舗の認知を広げる。

 現在キャラクターは1種類だけだが、今後は派生キャラクターなどバリエーションを増やし、サブカルチャー化する。共感する卸し先も広げ、フラッグスインクでは卸し先と協業商品も開発する。渋谷パルコ店では、キャラクターをプリントした渋谷限定長袖Tシャツ(4800~5500円)やスケルトンのナイロンショルダーバッグ(3800円)などを販売している。

キャラクタープリントのカットソートップとショルダーバッグ


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