コロンビアスポーツウェア4~6月決算 収益力大幅向上

2019/07/30 06:27 更新


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】コロンビアスポーツウェアカンパニー(オレゴン州ポートランド)が絶好調だ。19年度第2四半期(4~6月)決算は、売上高が5億2620万ドルで前年同期比9%増(為替レートの変動による影響を除外した場合は11%増)、営業利益は1640万ドルで68%増、純利益は2300万ドルで約2.4倍となった。

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 上半期では、売上高は11億8080万ドルで8%増(10%増)、営業利益は1億430万ドルで51%増、純利益は9720万ドルで77%増となった。いずれも収益力が大幅に向上している。

 ブランド、販路、地域問わず好調だが、特に米国での卸売りとDTC(自社店舗とEC)がけん引役という。ブランドでは、靴の「ソレル」が今春好調で、年間通じて需要のあるブランドとなり、為替レートの変動による影響を除いた場合の成長率は四半期、上半期ともに30%以上に達した。

 「マウンテンハードウェア」はここ数年苦戦していたが、為替レートの変動による影響を除いた場合の成長率は四半期で2ケタ台となった。



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