「コルピエロ」が新ライン、自社ECで発売 空気感がシャープな服を

2021/08/23 11:00 更新


Medium colpierrot
「コルピエロ・ドットコム」ウールジャケット

 「コルピエロ」のエッセンシャルライン「コルピエロ・ドットコム」の販売が8月、自社ECで始まった。デザイナーは「シャネル」「バレンシアガ」などで経験を積んだ奥田文子。伊勢丹やエストネーションなどでダブルネームの服を15年から販売するコルピエロは、定番が店頭に並ぶと列ができるほどファンが多い。オートクチュールの経験を生かしたきれいなフォルムや凛(りん)としたエレガンスが、働く女性の心をつかんできた。

 エレガントなコルピエロに対して、新ラインはシャープなイメージ。自身の根源にあるベーシックやメンズライクのテイストが軸にある。ファーストコレクションは全7型。その中で目を引くのは、きれいなシルエットのアウターだ。すっきりと無駄のないテーラードジャケットは、ジャストフィットなのに窮屈な感じは一切なく軽やかで動きやすい。艶やかなシャギーのブルゾンは、丸いシルエットが体を柔らかく包み込む。ベルベットのキルティングとサテンを組み合わせたブルゾンは、カジュアルとエレガンスがバランス良く共存している。それぞれにこだわりが詰まっている。

 ウールジャケット税込み9万5700円、キルティングブルゾン9万200円、シャギーブルゾン15万4000円、タックフレアパンツ4万9500円、超長綿をブレンドしたTシャツ2万3100円と、コルピエロより少し高めの設定だ。まずは登録制の自社ECで受注販売が始まった。10月6~12日に伊勢丹新宿本店で開く期間限定店で初めて実物を披露する。今後は卸販売も視野に入れている。発表・販売のサイクルは不定期になる。

「コルピエロ・ドットコム」のキルティングブルゾン

リラックスしつつ品良く

 ■奥田さんの話 世の中のデジタル化が進むなか、コルピエロとは別に、デジタルシフトを意識した無機質でシャープな服が作りたいと思うようになりました。いわゆる無機質なデザインというより、空気感がシャープな服です。静かに周りを見ている感じで、少しひんやりしている。電子音を使った音楽とかがインスピレーションになっています。今までやれそうでやれなかったデザインです。コルピエロは割と手の込んだものが多いので。

 コルピエロを始めた当初から、好きなものは変わっていません。着る人がより美しくなる服を目指してきました。着飾るというより、リラックスしつつ品の良い感じです。イメージは、仕事から夜の外食まで一日を通して着ることができ、コンサートや舞台鑑賞にも合う感じです。そういう雰囲気には、フランスで過ごした時間が生きていると思います。空の色とか自然の感じとか。ちょっとアンニュイで静かな空気感がベースにあります。

 自社ECは登録制です。興味を持って登録して来てくれた人を大切にしたい。そういう意味も込めて、Tシャツのバックには「クローズド」の文字をプリントしました。インスタグラムはしていません。それをやるならもっともっとちゃんとクリエイションをしていきたい。リピートしてくれる人や取引先の信頼を裏切らないようにちゃんとした商品を出す。とにかく作ることに力を入れたいです。

デザイナーの奥田文子さん

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