チヨダ「スパットシューズ」 24年度、160万足超を販売

2025/03/14 06:25 更新NEW!


フィット感を高め脱げにくく、リピーターが多い

 靴大手小売りのチヨダ(東京)が製造・販売する〝手を使わずに立ったままスパッと履ける〟「スパットシューズ」の24年度の販売数が160万足を超えた。

 同社は22年3月にスパットシューズ機能を搭載した「セダークレスト」を、男性のワンマイル靴として10万足目標で発売した。後に「女性用も欲しい」との声に応え、同年12月に女性向けスニーカー2型の販売を始めた。

 22年度は15万足、23年度は目標50万足を大きく超える75万足と急成長した。24年度は100万足の目標を掲げ、3月に子供向けセダークレスト(男児2型、女児2型)を発売。9月に機能重視のオリジナルブランド「バイオフィッター」にスパットシューズ機能を搭載したレディス向けスニーカー、10月には同機能搭載のセダークレストのセーフティーシューズを発売。販売足数は160万足超と大きく伸ばした。

 安立邦広執行役員マーケティング統括本部長は成長の要因を「ハンズフリーで履き脱ぎ出来るだけではなく、フィット感を高め使用時に脱げにくい点もあり、リピーターが多い」とみる。

 25年度は、メンズ向け本革ビジネスシューズ「ハイドロテック」に同機能を搭載し、5月に発売する。「工場の生産能力に限界もある。しかし期間限定店などで認知度を高める。今期のスパットシューズの伸びは2ケタ増は堅い」という。

 スパットシューズは商標登録しており、製品は特許に基づき生産している。

「スパットシューズ」期間限定店


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