ユニフォームのチトセ 空調服と協業でファン付きコックコート

2021/02/02 06:26 更新


 飲食・サービス、医療分野向けユニフォームの企画・製造を手掛けるチトセ(東京)は、空調服(東京)と協業して開発したファン付きコックコートを6月に発売する。飲食店の厨房(ちゅうぼう)は高温な環境での作業が続き、熱中症のリスクも高まるため開発に着手。飲食・サービス向けオリジナルブランド「アルべ」から発売する。

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 今回は両者の協業により、チトセの長年の白衣作りのノウハウを生かすとともに、ファン付きウェアの先駆者の空調服で採用している技術を取り入れ、新タイプのコックコートを開発した。新商品は、腰の後ろの両側に付けた電動ファンで衣服内に取り込んだ外気が、服と体の間を平行に流れる構造になっている。空気の流れにより汗が蒸発し、気化熱によって体が冷やされ、服の中で生じた高湿度の温かい空気は、襟元と袖口から排出される。

 素材は帝人フロンティアの軽量防風保温織物「エルゴライト」を採用。左袖にペン差しポケットや、バッテリー収納用の内ポケット付きで、長袖と半袖の2型を企画した。白、黒、紺の3色、男女兼用でS~5Lの7サイズあり、オープン価格で販売する予定だ。

空調服と協働で開発した電動ファン付きコックコート


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