シャネルは、パリ・コレクション期間に合わせ、初のウォッチ&ファインジュエリー新作同時発表会を、マレにある17世紀に建てられた館で開催した。
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ひとつのジュエリー、ひとつのウォッチ、そしてコード。チェーンバック「2.55」の留め金、1932年にマドモアゼルが初のハイジュエリーコレクションに選んだダイヤモンド、キルティングパターンのブレスレット。シャネルの伝統を引き継ぐこの三つのコードから、モダンなタイムピース「コードココ」を作り出した。ダイヤル上に施された留め金を回せば、ダイヤルを隠すことも可能だ。
ダイヤルにプリンセスカットのダイヤモンドをあしらったウォッチは税込み価格62万1000円=写真、52のブリリアンカットダイヤモンドをケースに施したモデルは税込み価格113万9400円。
2年ごとに発表されるエフェメラル(期間限定)コレクションのファインジュエリー最新作「ギャラリーコレクション」は、構築的なラインと幾何学的なデザインが特徴的なリング、イヤリング、イヤカフ、カフブレスレット、ネックレスなど12ピースから成る。バッグの2.55のチェーン、シャネルのファインジュエリー旗艦店があるヴァンドーム広場をかたどる八角形を大胆に再解釈した。
光を通すファインセラミック素材、ハイセラムを使用した鮮やかな「マイレッド」=写真、グリーントルマリンとマラカイトで印象的な色彩を放つ「マイグリーン」、スモーキールチルクォーツ、ダイヤモンド、イエローゴールドが個性的な輝きを織りなす「マイチェーン」。素材、カラー、デザインともに冒険的な魅力を持つジュエリーだ。(パリ=松井孝予通信員)