文化学園は4月の最終金曜日、大型連休前の恒例行事となったドレスコード登校を実施した。規定の色柄を取り入れた服装で登校し、放課後にコンテストも行うもので、「ファッションのもつ力、エネルギーを示し、より多くの若い人に面白さを伝えたい」と11年から開始。今回は“スパークイエロー&ゴールド”がテーマで、鮮やかな黄色の服やゴールドの小物を身に着けた学生が学内から新宿駅周辺まであふれ、街を彩った。
遠藤記念館大ホールで開いたコンテストには、飛び入りも含め32組が出場し、約3000人の観客が集まった。ゲスト審査員の歌手の美川憲一さん、デザイナーの天津優さん、中島篤さんの登場で、会場の熱気は一気に上昇。黄色いチェックのトラッドスタイル、金のドレスやスーツ、蛍光色の服など華やかな衣装で、個性とセンスを競った。
グランプリは生地の染めや箔、背中の観音像のプリントから、冠や首に下げた金の装身具作りまで手掛け、金色の和服姿で目を引いたファッションテキスタイル科2年の3人が受賞した。講評で、美川さんは「日々の努力と、人間観察が大事。人生は長いのであきらめず、やり遂げるために日々、努力して頑張って」と話し、来年の色にグリーンを選んで閉会した。