ビームスは、社員が自宅での過ごし方や工夫などを紹介する動画「ビームス・アット・ホーム・ビデオ」の公開を自社公式のユーチューブチャンネルで開始した。緊急事態宣言が出され、外出自粛が要請されていることを受け、自宅待機や在宅勤務を強いられている人たちに向けて始めた。プレスやバイヤー、販売員などビームス社員が出演し、自分の趣味や特技を生かし、家で過ごす時間を楽しくするアイデアを数分から20分程度で紹介している。
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ビームスは14年から社員の自宅や好きなモノ、コトを紹介する書籍「ビームス・アット・ホーム」を毎年発行している。同書は昨年までに第6弾が出ており、シリーズ累計の発行部数は30万部以上に達する。16年からは自社ECに、社員が着こなしやお薦め商品を投稿するシステムも導入し、今や自社ECの売り上げの6割がスタッフの投稿を経由だ。
今回のビームス・アット・ホーム・ビデオは、自社で働く「ヒト」に焦点を当てた顧客とのコミュニケーションの一環。自らも在宅勤務中の社員たちが自分たちの家から、メイクやお笑いなど自分の趣味を自宅で楽しむ際の工夫を紹介する。バイヤーが各地の生産者や職人との出会いをきっかけに開発した商品などを紹介する動画もあるが、商品の販売に結び付けるのが目的ではなく、あくまで自宅で過ごす際を楽しんでもらうための内容が主軸だ。
ユーチューブの公式チャンネル「ビームス・ブロードキャスト」では、4月24日時点で6本の動画が公開されているが、今後も各部署のスタッフによる動画を随時公開していくという。
