サウナがブームとなっているが、サウナ専用の水着が発売され、新提案として注目されている。風呂に関する企画・開発・販売を行うバスリエ(千葉県我孫子市)は、サウナグッズブランド「37」(サウナ)からサウナ専用の水着の販売を開始した。水着を着用してのサウナシーンが増えており、高機能のサウナ専用水着を提供することで、サウナのライフスタイルと市場の拡大を目指す。
追求したのは「どれだけサウナで気持ち良くなれるか」(松永武社長)と話す。「突っ張らないストレッチ性」を追求し、短時間で激しく動くアウフギーサー(熱した蒸気をタオルなどで送る人)のパフォーマンスウェアとしても使える。サウナ後の水風呂と外気浴の時間も体を冷やさないことに留意し、女性用はシンプルなスポーツビキニタイプ、男性用は短めの競泳タイプ。ボトムは男女兼用。水着は乾いていくときに水分の蒸発と同時に体の熱を奪うため、布地が少なめの水着にした。素材はポリエステル84%、ポリウレタン16%。上下別売りで各4136円(税込み)。公式通販サイトで販売する。
同社はサウナ体験ができるテーマパーク「サーマルクライムスタジオ富士」(静岡県裾野市)を運営している。水着の開発者で「お風呂のソムリエ」の松永社長は「水着開発でこだわったのは体感と環境。サウナを男女一緒に利用するためには男女とも水着着用が必要で、暑いサウナから冷たい水風呂による温冷交互浴を行う際やその後の外気浴でも体を冷やさない、水着から滴る水滴によって施設を傷めたり、雑菌の繁殖や環境破壊を防ぐ、という2点にこだわった」と話す。今後もサウナをテーマにしたグッズの開発に力を入れる。