バーニーズジャパンは、多くの女性があらゆる可能性に挑戦できる世界を目指し、国際女性デー(インターナショナル・ウーマンズ・デイ、IWD)の認知拡大に力を入れている。
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国際女性デーは1904年3月8日、ニューヨークで始まった「女性の政治的自由と平等のために闘う」記念日。婦人参政権を求めて女性たちが起こしたデモをきっかけに制定された。目標は単に「女性の地位向上」や「男女平等」だけでなく、女性の労働力の躍進や社会進出によって、男性も含めたワークライフバランスを見直し、全人類が暮らしやすい世界の実現を志向している。
IWDに賛同するバーニーズジャパンは、ファッションの力が世界に良い影響を与え、ファッション業界が良いロールモデルになると考え、17年に取り組みをスタートした。多くの女性が直面する性差別からの解放や、世界の人々が心から笑うことのできる社会を目指すという。発起人は鈴木春ファッションディレクター。

今年は昨年に続き、IWDの認知拡大を目指してインスタグラムを通じて発信する。国連が定めた18年のIWDのスローガンは#PressforProgress(前進するために)。これをハッシュタグに使って拡散、ジェンダーについてそれぞれがどのように感じているのかを確かめるきっかけを作り、性差別のない社会を描いている。
インスタグラムのプロモーションは3月1~8日。目的に賛同した人は店舗で配布するステッカーを持って撮影した画像を、インスタグラムで投稿する。ハッシュタグは、IWDのスローガンのほか、#IWD2018、#バーニーズニューヨークなど。アカウントの種類は問わない。
期間中は店内にフォトブースも設置する。全店舗のレディスフロアでは、女性スタッフが選んだ女性応援ソングをBGMとして流す。
本国の米バーニーズニューヨークも同様のプロジェクトを実施、17年はウィンドーに女性デザイナーのメッセージや動画を流した。今年も計画中だ。