アシックス CFP排出量最少の靴、いよいよ発売

2023/09/11 14:10 更新


「市販スニーカーで最少のCFPを実現した」というゲルライトスリーCM1.95

 アシックスは、温室効果ガス(カーボンフットプリント、CFP)排出量を市販のスニーカーの中で最も低く抑えたというスニーカー「ゲルライトスリーCM1.95」を、9月14日からアシックスオンラインストアで先行販売する。9月22日に世界で同時発売し、日本では直営店の「アシックス原宿フラッグシップ」「アシックス大阪心斎橋」で販売開始する。税込み1万9800円。年内の販売目標は5000足。

 CFPを1.95キログラムCO2eに抑えたことが最大の特徴。ミッドソールと中敷にはサトウキビなどを原料とした複数のバイオベースポリマーを配合したカーボン・ネガティブ・フォームを採用。アッパーと中敷には、環境負荷の低いソリューションダイという技法で染色したリサイクルポリエステルを使った。

 アッパーの補強パーツには、廃棄ロスの少ないテープ形状パーツを必要量のみカットし、折り返すなどして効果的に配置、材料の廃棄を最小限に抑えつつ、フィット感やサポート性をもたせた。

 同商品は、アシックスのスポーツスタイルを象徴するスニーカーの一つ、「ゲルライトスリーOG」がベース。パーツ数は、従来品から50%以上削減した。CFP排出量の測定やその削減方法などは、米マサチューセッツ工科大学と12年に共同研究した当時の知見を生かして開発したという。

 製品ライフスタイルにおける温室効果ガス排出量が開示されている市販のシューズを対象としたデータ(23年9月現在)に基づき、「市販シューズのなかで最もCFP排出量が低い」とした。

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