ストライプインターナショナルのレディスSPA(製造小売業)業態「アメリカンホリック」が6月に全国で100店を超えた。立ち上げから2年半、現在も全店・既存店とも売上高は2ケタの伸び。鮮度の高さで商品回転率をさらに高め、1店当たり売上高2億円、営業利益率10%を目指す。
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ターゲットは郊外に住むミセス。15年11月に群馬・太田の大型SCに1号店を開設して以降、素材リスクをとって発注、ミセスが望む色・柄・デザインの独自性と買いやすい価格での販売を徹底し、2ケタ成長している。店舗数は前期末(18年1月)で72に拡大していた。
6月までに28店を出し、全国のSC中心に100店に到達した。主力業態の「アースミュージック&エコロジー」は100店まで7年、「グリーンパークス」は約5年半かかっており、速さがわかる。
今期第1四半期(2~4月)も全店売上高は30%増で、既存店も同率の伸び。5月以降も全店で20%以上上回る好調を維持する。商品はニットトップ、ジーンズ、ワイドパンツ、テーパードパンツなどが人気で、ジーンズは在庫が足りないぐらいという。
18年秋冬販売は8~11月のプロパー販売期間で「先買い」需要を取り込む。ニットトップを戦略商品とし、990円、1490円、1990円、2490円、2990円の五つの価格刻みで、デザインと価格のバランスが取れた商材を打ち出す。
また、今期は全店で売上高予算達成を目指し、1店当たり2億円を掲げる。月坪効率を伸ばし、営業利益率10%が出せる体制と運営を進める。
秋冬の出店も28を予定し、19年1月期の売上高は120億円を見込む。来期は一層の出店増で200億円超を狙う。
