デニムアイテムは端境期に活躍するものとしても需要に期待
ストライプインターナショナルは、主力ブランド「アメリカンホリック」で強みのデニムアイテムに改めて焦点を当てる。消費者にブランドの売りを伝え、他と差別化する。全体的には春らしく鮮やかな色が特徴で、明るく軽やかな雰囲気だ。
消費環境が厳しくなるなか、ブランドや商品の魅力を訴求し、購買につなげる狙い。入荷時期は1月下旬から3月上旬を想定するが、冬から春に向けての端境期にあたるため、トレンドを取り入れながら着こなしで防寒対策もできる「ちょうどいいアイテム」として需要に期待する。ジーンズやジャケットを作り、加工時の水量削減やレーザー加工で環境負荷の少ない生産にも配慮する。
色はピンクやイエローなどが春の花木をほうふつとさせる。柔らかな色調から明度の高いものまで豊かに揃う。例えば、22～23年秋冬物で好評だったスナップボタンのカーディガンは今回、ビビッドな赤と緑が目を引く。柄は同じストライプでもピッチを様々にするなど変化を出した。
ヒットしている「美美美パンツ」はテーパードのタイプが新しい。ニットと布帛など異素材を組み合わせ、1枚で様になるようなトップも推す。
同社の他ブランドでも来春物は色がポイントになる。ラベンダーやピンク、ブルー、グリーンなどがキーカラーになっている。
