ファッション関連のコンサルティング会社、ウェル(東京)が上品で快適をコンセプトにしたシューズブランド「AM」(アム)を立ち上げた。第1弾の商品はベアフットサンダルで、6月7日に2モデルを発売する。オンラインストアのほか、同ブランドをディレクションする田窪朗氏が店主を務める登山用品店の山荘飯島(東京)が同8日まで試着販売会を開く。
(小堀真嗣)
【関連記事】山荘飯島店主 田窪朗さん 奇抜な分、真面目な人より真面目に
自然な足運び
商品は「ファッションとアウトドアの間に位置するようなサンダル」と田窪氏。一つはナイロン製のストラップでややアクティブな印象の「PCBサンダル001」(税込み2万2000円)。もう一つは素材が全てレザーで、より上品な印象の「PCBサンダル002」(同2万6400円)。「スラックスにも合わせやすい」デザインにした。

どちらもアウトソールは「ヴィブラム」製で厚みが8ミリの軽量、耐滑、耐摩耗、衝撃吸収性に優れたタイプを採用した。ヒールからつま先まで高低差がない〝ゼロドロップ〟仕様にし、「自然な足運びがしやすい」という。

ディテールはPCBサンダル001のインソールがダイヤ型の黒い型押しレザーで、かかとのストラップには押して外すタイプの「ウージン」製バックルを使った。PCBサンダル002はインソールがダークブラウンのレザーで、バックルはマグネットで取り外しできる「フィドロック」製だ。いずれも軽く、着脱しやすく、持ち運びやすい点も特徴だ。
男女問わずに
山荘飯島は、田窪氏の登山経験とファッションの知見を生かした「山と街の両方で使える」商品セレクトで定評がある。同氏は「昨年からラグジュアリーブランドが薄底シューズを販売した流れや、有力スポーツブランドがベアフットシューズを復刻し、デザイナーブランドが別注した流れに着目した」と話す。
こうした出来事を踏まえ、「男女問わず、ドレスからカジュアルな装いにも合う。山でのテント泊にも使えるサンダル」を考案した。
