「サンアイリゾート」「ノーザリー」などを運営する水着・下着製造小売りのAi(東京)の今夏の水着事業は、7月は天候の影響を受けて苦戦した。天候の回復とともに、8月以降は復調し、9月も売れている。今年からターゲットを大人世代へと切り替えたほか、水着以外のアイテムを強化したことが復調を後押ししている。
(壁田知佳子)
ファッション水着商戦のピークは例年は7月の海の日前後だが、今年は梅雨明けの遅れや低温が響き、7月の既存店売り上げは前年同月を約2割下回ったた。8月は気温の上昇とともに売り上げが回復し、既存店売り上げは14%増。売り上げのピークは8月の1週目と2週目の週末に記録し、例年よりも2週間後ろ倒しとなり、直近買いの傾向が顕著になった。9月に入ってからも9日までで既存店は23%増。