環境負荷減のファッション協定 新たに24社参加

2019/10/31 06:28 更新


 【パリ=松井孝予通信員】「ファッションパクト(協定)」の初会合がパリで開かれ、バリー、デカトロン、ファーフェッチら24企業の新参加が決定した。

 同協定は、仏ビアリッツで8月末に開催されたG7サミット(主要7カ国首脳会議)で発表されたもの。この初会合で、参加企業総数は56社250ブランドになった。日本企業の参加はまだない。

 協定の目的は、ファッション・テキスタイル産業の環境負担減。地球温暖化阻止、生物多様性の復元、海洋保護の3本を柱とする。マクロン仏大統領が、仏ケリンググループのフランソワアンリ・ピノー会長兼CEO(最高経営責任者)に目標設定を依頼し、同氏を中心に活動している。

 この会合では、ファッション協定のガバナンス、メンバー間の実務組織および具体的な目標に対する取り組みについて話し合われた。20年9月、初の進捗(しんちょく)報告を行うことも決定した。



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