イオンモールは今秋、中国・天津エリアの4施設を改装オープンする。4施設合計で119店を導入・改装するもので、全体で2割余りを刷新することになる。テナントを入れ替えることで鮮度向上を目指し、新型コロナウイルス下の〝新しい生活様式〟にも対応する。
天津市では10年のイオンモール天津TEDA以降、12年天津中北、14年天津梅江、17年天津津南とドミナントを形成しながら定着してきた。32店を導入、11店を改装する天津中北では雑貨専門店「KKV」や「ナイキキックスラウンジ」などが出店、バリエーションを広げるなど、今回の一斉の改装で〝イオンモール〟のブランド力を高める。
さらに、新しい生活様式への対応として、天津津南ではECのプラットフォームを設けた。テナント100店が活用、生中継するといったコミュニケーションツールにもなっている。天津梅江では配達業者と連携、大型キャンペーンを打つなどデリバリーニーズの高まりに応えている。このほか、天津TEDAでは地元政府とともに駐車場で夜市を開くなどもある。