アダストリア 来春から「フォーエバー21」の商品企画、店舗運営へ

2022/09/21 12:00 更新


21日の記者会見に合わせ、アダストリア社内ではブランドを体感できる展示も

 アダストリアは23年春から、「フォーエバー21」(オーセンティック・ブランズ・グループ)の日本国内での商品企画、販売、店舗運営を行う。生産背景やリブランディング、店舗開発など同社のノウハウを生かし、日本の市場に合わせた商品を適正な量で提案する方針だ。初年度はECに加え、実店舗3店の出店を計画し、売上高は13億円を目指す。

 国内の独占販売権は伊藤忠商事が持ち、アダストリアはサブライセンシーとなる。年3店ずつの出店で28年には100億円の売り上げを目指す。うちECは60%を見込む。

 約2年前から話を進めていた。木村治社長は当時を「面白そうだなと直感で思った。うちだったらやれると感じた」と振り返る。ブランドの立ち上げから収益化までのプラットフォームが確立されており、これまでの経験からリブランディング力もあると見る。そうした強みを生かし、一度日本から撤退したブランドを修正できれば、今後の企業成長にもなると考えた。ライセンス事業は初の試みだ。

 公式ウェブストア「ドットエスティ」と実店舗を起点に、同社が課題の一つとするZ世代の取り込みや、国内のアパレル市場での売上高シェア拡大への貢献にも期待する。



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