【ニューヨーク=杉本佳子通信員】オーセンティック・ブランズ・グループ(ABG、ニューヨーク)は、シーイン(シンガポール)との間で、フォーエバー21の鍵となるライフスタイルとファッションカテゴリーで長期的パートナーシップを結ぶことで合意した。
これにより、シーインはフォーエバー21のメンズとウィメンズのスポーツウェア、アクティブウェア、水着を含むアパレルとアクセサリーのデザイン・生産・配送を手掛ける。共同ブランドの「フォーエバー21×シーイン」の商品は米国のシーイン、欧州とオーストラリアの一部のシーインのサイトで販売される。
このパートナーシップは、8月にシーインが、ABGやサイモンプロパティーグループなどから成るジョイントベンチャーのスパークグループの株式の3分の1を取得し、スパークがシーインの少数株主になったことに端を発している。トレンド商品を迅速に低価格で作れるシーインの仕組みが、フォーエバー21に反映されていくか注目される。