アウトドアのエイアンドエフ 初の自社総合ブランド

2019/08/22 06:28 更新


 アウトドア用品の輸入卸、エイアンドエフが初のオリジナル総合ブランド「サバティカル」を開発し、9月13日から直営のセレクトショップ「A&Fカントリー」などで販売する。企画したのはテント2型、タープ1型。今後もシュラフなどアイテムを広げ、3年後(22年6月期)にはブランド売り上げで3億円(小売価格)を目指す。

 商品開発ではアウトドアブランド「ゼインアーツ」代表の小杉敬氏をデザイナーに起用した。機能的で美しく、「多くのアウトドアファンが共感できる」テントとタープを作った。例えば「モーニンググローリー」は、フロント部分に3本のサブポールを入れて前室の空間を大きく確保した。別売りのインナーテント(1万1800円)を使えば2ルームテントとして使用できる全く新しいティピー型テントだ。生地には、火に強く、高い遮光性と通気性に優れたポリエステル・綿の混紡糸を採用する。

 エイアンドエフは創業から42年にわたり、世界の優れたアウトドア用品を輸入販売してきた。ただ、アウトドアユーザーには熱烈なファンがいる一方、一般ユーザーには「敷居が高く見えてしまっており、アウトドアの導入部分にあたる商品を提供できていなかった」(赤津大介社長)という。そこで、まずはフィールドに出るためのアイテムとしてテントを開発。価格もティピー型で3万9800円(テント本体)などに抑え、多くの客に求めやすくし、「ヒルバーグ」「ヘリノックス」などの既存テントともバッティングしないよう設定した。

幅広いアイテムを今後予定している「サバティカル」


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