【トップインタビュー】安泰ニット 大坪武彦代表取締役社長

2018/07/03 05:30 更新



創業120年ニットのプロ集団

 6月1日、創業120周年を迎えました。メリヤスの輸出からスタートし、最初の60年は東南アジア地域を中心に自社商品企画で自社ブランドを売り込むスタイルで一時期は輸出御三家といわれるほど海外市場を開拓しました。後の60年は、レディスやメンズ、子供服のアパレル向けを中心にニット(丸編み)専業のOEM(相手先ブランドによる生産)メーカー、プロ集団として国内生産にこだわり、国内に6自家縫製工場を持ちミシン約500台を稼働し、高品質なニット衣料を提供することで存在感を発揮しています。それを可能にしているのは、高い素材開発力を持つ国内生地メーカーの幅広い商品群からセレクトし、ファッショントレンドを常に意識してアパレルのニーズに合った素材やデザイン提案を行っているからと考えています。

OEMは既存先第一で重点志向

 安泰ニットグループはこの間、顧客第一で顧客満足の考え方を徹底し、スピードある行動力と常にコストを意識し、ムリ・ムラ・ムダをなくしてIT(情報技術)を活用し、すべての社員が自己の可能性に挑戦してきました。蓄積した技術力はもちろん、安定した生産力と品質管理は自負しています。当面、OEMは新規得意先の開拓よりも既存得意先との取り組み、つながりを深化させることを最優先にしていきます。既存得意先アパレルの皆様には私どもの素材やデザイン提案力などトータルな面での良さを知っていただいています。そこに重点志向しながら既存得意先が好まれる素材などをセレクトして提案すること。このアクションを徹底的に深めていく考えです。これはレディス、メンズを問いません。

オーダーメイドは究極のOEM

 今後はアパレルのOEMに次ぐ柱事業の育成が必要だと考えています。それは究極のOEMと思うオーダーメイドです。「インターネットで世界に一つだけのポロシャツ&カットソーを」がキャッチフレーズでメンズが先行しています。ネット受注が基本ですが、国内名門ゴルフ場約15ケ所とも提携し、そのメンバーから受注しています。注文していただいて手渡しまで2~3週間です。発信力を高め、事業化を成し遂げたい。顧客からの注文に感謝し、消費者に感動と感激を与える商品を供給して顧客に感謝される企業に。そして社員の幸福を追求する会社を目指します。

profile
おおつぼ たけひこ
1947年 3月18日生まれ。
1970年 京都工芸繊維大学繊維学部卒、同年安泰ニット入社。
1979年 取締役貿易部長。
1985年常務。
1995年代表取締役常務。
1997年 同専務。
2006年同社長。

安泰ニット株式会社

〒535-0003  大阪市旭区中宮1丁目2番地22号

【TEL】 06-6956-9701(代)

【URL】http://www.antai.co.jp/

(繊研新聞本紙6月29日付け)



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