18年春夏ミラノ ジャポニズムからの影響も

2017/06/22 04:27 更新


 【ミラノ=小笠原拓郎】ミラノのいくつかのブランドで、きもののディテールや日本的なモチーフが目を引いた。

 ドルチェ&ガッバーナがテーマにしたのは「キング・オブ・ハート」。トランプのキングの柄や王冠をモチーフにした柄のアイテムを揃えた。そこに侍や芸者などのオリエンタルなプリントをミックスした。コレクションのアイテムやトレンド傾向以上に注目したいのが、この間のショーでミレニアル世代を一貫して起用していること。米国を中心に、この世代をいかに獲得するかは、ブランドや小売業にとっての大きな焦点になっている。同世代のインフルエンサーをモデルに起用して、その影響力を生かす。そんな狙いを今季も感じるコレクション。

ドルチェ&ガッバーナ

 エンポリオ・アルマーニも、ジャポニズムからヒントを得た。きもの合わせのジャケットに袴(はかま)ディテールのオーバートラウザーズといったアイテムが目立つ。きものを思わせる鮮やかな柄のブルゾンもいっぱい。

エンポリオ・アルマーニ

(写真=catwalking.com)





この記事に関連する記事