17~18秋冬ロンドン・メンズコレIV

2017/01/13 06:27 更新


新人合同ショー「マン」 大胆なアイデアとウェアラブル

 新人合同ショー「マン」では、前回と同じく「パー・ギョーテソン」「ファン・チェン・ワン」「チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ」が新作を見せた。新人らしく粗削りで大胆なアイデアにあふれながらも、どのブランドも前回よりも着実にステップアップした印象だ。

 

■ファン・チェン・ワン
Feng Chen Wang Fall Winter 2017 London Menswear Fashion Week Copyright Catwalking.com 'One Time Only' Publication Editorial Use Only
ファン・チェン・ワン

 中でもファン・チェン・ワンはレザーのブリーフや岩のようなボリュームのトップでドキッとさせながらも、背中の膨らみで変化をつけたパーカやレイヤーで見せるトラックパンツなど、売りのアイテムも充実。作品を見る限り男性によるクリエーションに思えるが、デザイナーは2015年に王立芸術大学を卒業した中国人女性。

 

■パー・ギョーテソン
Per Gotesson Fall Winter 2017 London Menswear Fashion Week Copyright Catwalking.com 'One Time Only' Publication Editorial Use Only
パー・ギョーテソン

 同じく王立芸術大学を昨年卒業したばかりのパー・ギョーテソンは、オーバーサイズや切りっぱなしのパジャマスタイル。8点だけのコレクションだが、パンツの裾のシャーリングやスリット、パジャマらしからぬローデニムの採用など、ちょっとした変化で街着への昇華を試みた。

 

■チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ
Charles Jeffrey Loverboy Fall Winter 2017 London Menswear Fashion Week Copyright Catwalking.com 'One Time Only' Publication Editorial Use Only
チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ

 チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイは、取りつかれたように踊るヌードスタイルのダンサーやキノコのお化けなどが登場する芝居仕立てのショー。いつもながらの破茶滅茶なコレクションだが、手でちぎった紙のようなディテールのブルゾンなどよりウェアラブルなアイテムを揃え、クリーンになった。

(若月美奈通信員、写真=catwalking.com)



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