2023年7月10日~7月14日に繊研電子版で読まれた記事をランキング形式でご紹介。
1位:22年度の商社繊維事業 市況回復、24社合計14%増収 コスト増の価格転嫁で優劣
繊研新聞社は商社の22年度「繊維事業業績アンケート」を実施した。繊維事業売上高(連結・単体)の回答企業は24社で、売上高の合計は2兆4734億円。21年度比14.4%増と大きく伸びた。前年と比較可能な23社の合計では10.1%の増加。当期から収益認識に関する会計基準などを適用した企業が複数あり、企業によっては新・旧基準の数値が混在している場合もある。
2位:売り上げが昨秋冬以降コロナ前水準を上回る エストネーションが好調のわけ
サザビーリーグのエストネーションが好調だ。コロナ禍を機に、高感度層をターゲットにした商売を改めて徹底したことが実った。仕入れブランドの品揃えを拡充し、オリジナル商品も価格を上げつつ、付加価値を高めた。売り上げは、21年秋冬から好転、22年秋冬以降はコロナ禍前を上回るペースで推移している。
3位:【22年度全国商社ランキング】単体繊維部門売上高 24社合計は大幅増の1兆7892億円
繊研新聞社は、このほど実施した「22年度商社繊維事業業績アンケート」の結果をまとめた。24社の単体繊維部門売上高合計は1兆7892億円で、21年度と比べると13.4%増と大きく伸びた。前期と比較可能な23社では10.8%増だった。当期から収益認識に関する会計基準等を適用した企業が複数あり、企業によっては新・旧基準の数値が混在している場合もある。
4位:《編集委員がお答えします》染色加工料金はなぜ上がらない
読者から「原糸メーカーの値上げは続くにもかかわらず、染色加工場の加工賃改定が進まない理由は」との質問を頂きました。繊維業界の長い歴史が生んだ構造問題が影響しているようです。この問いに藤浦修一特別編集委員がお答えします。
5位:販売員に縫製技術 店頭サービスを強化、新スキルで人材定着を促す
自社の販売員に縫製技術を習得させる動きが広がっている。店頭で簡単な修理や裾直しに対応できるようにし、顧客の満足度を高める狙いだ。販売員の「多能工化」により、リアル店の価値が高まると同時に、接客以外のスキル向上を会社が支援することで、人材の定着を促す効果も期待できる。