《視点》コロナ禍を画期にして
2021/01/26
コロナ禍による未曽有の事態の中で、ファッション業界の潮目が変わる可能性がある。業界の積年の課題であった在庫問題を解決する契機を迎えている。 コロナ感染者の拡大で、多くのアパレル企業が昨夏のセールで現金化を急いだ。...
2021/01/26
コロナ禍による未曽有の事態の中で、ファッション業界の潮目が変わる可能性がある。業界の積年の課題であった在庫問題を解決する契機を迎えている。 コロナ感染者の拡大で、多くのアパレル企業が昨夏のセールで現金化を急いだ。...
アパレルでシーズンレス商品が注目されている。季節に左右されにくく長期で販売できるアイテムだ。典型的なものはTシャツのような商品。逆に真冬物や盛夏物は販売期間が短い。 シーズンレス商品に目が向く背景にはコロナ禍で欲...
年末年始のトップ取材で最も興奮したのは、オン・ジャパン代表の駒田博紀さんの話だった。大手ブランドが席巻するランニングシューズ市場で、「オン」をわずか7年で、多額の宣伝予算を投じることなく大手ブランドと肩を並べるポ...
長年仕事をしているといろんなことに出会う。駆け出しのころは阪神淡路大震災、少し経って東日本大震災。その間にも大小の厄災に数多く見舞われた。 今回の新型ウイルスもその一つだが、他との大きな違いはローカルのみで起こっ...
大手企業がプロパー消化率向上に本腰を入れ始めている。「プロパー消化率は無意味」という専門家やコンサルタントもいるが、果たしてそうか。プロパー強化は、不良在庫を減らして収益を改善するという効果だけではない。アパレル...
最近、静かに流行中のダーニング(darning)。「繕い物。ほころびをかがること」で、欧州に伝わる手芸の一つ。靴下やセーターなどニット製品にできた穴を糸で〝お直し〟する技法だ。陶磁器の金継ぎに似て、修繕箇所をあえ...
繊研ファッションビジネス懇話会は年明けの6日、日本総研の寺島実郎会長による講演を行った。寺島氏の新年の講演はすっかり恒例行事として定着。最新の経済指標をもとに、その年を「定点観測」する内容は示唆に富む。 コロナ禍...
ファッション業界に限らないのだろうが、えてして経営者は新し物好きだ。OMO(オンラインとオフラインの融合)だ、DX(デジタルトランスフォーメーション)だ、と初めて聞いた言葉をさも新しいおもちゃを手にしたかのように...
「20~30代の若い世代を中心に副業への関心が高い」とはあるベンチャー企業の社長の言葉だ。金銭的な不安を解消したいという理由以外にも新しいビジネススキルを習得する目的でプライベートの時間を活用し、副業をする人が増...
コロナ禍に翻弄(ほんろう)されて昨年は終わった。国内テキスタイル業界は、20年5月以降の操業の短縮・休業の状態が続いたまま新年を迎えた。店舗の休業や行動制限などもあってアパレル市況は厳しく、国内テキスタイル業界の...