概要
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)は、英国で創業した老舗ニットブランド。最高品質の原材料にこだわり、毛足の長い原毛のみを厳選したニュージーランドメリノウールや、長い繊維部分だけを使用したシーアイランドコットンを用いたファインゲージニットが有名。
生産工程では最新のコンピューター制御を用いて機械も活用しているが、表面をきれいに仕上げるため、ボディ部分と袖部分は手作業でつなぎ合わせるなど、何世代にもわたって伝承された職人の技術も重視している。
歴史
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)の誕生は1784年。クリミア戦争での看護活動で知られるフローレンス・ナイチンゲールの叔父にあたるピーター・ナイチンゲールと、ジョン・スメドレーによって、ダービシャー州マトロックのリーミルズで設立された。会社設立当初は綿花の紡績と生地生産に専念していたが、18世紀の終わり頃には編み物や靴下の生産を開始。その後、下着、スイムウェア、ナイトウェアなどアイテムを広げていき、2000年にロンドンのボンドストリート近くのブルックストリートに直営店をオープンした。
日本では1988年に設立されたリーミルズエージェンシーがジョンスメドレーを専門に扱い、1993年に銀座みゆき通りに直営1号店を出店した。2018年にリーミルズエージェンシーはメルローズの100%子会社となった。日本市場での歴史は長く、ジョンスメドレー社が日本とトレードを開始し、2013年で100年となった。
(2019年1月現在)