YKKは、コットンパンツ向け軽量アルミ合金ファスナー「ワイジップ・ライト」の販売を開始した。主力商品であるジーンズ用の銅合金ファスナー「ワイジップ」の商品群に加え、パンツ領域で需要を拡大する。
【関連記事】YKK、用途開拓と供給網強化 ファスナー投資は880億円
ワイジップのセミオートマチックスライダーと同等の外観および機能性を備えながら、約50%軽量化した。従来のアルミ合金ファスナーとの比較では摺動(しゅうどう)抵抗を約15%低減、横引強度を約26%向上させた。薄手の生地への採用が可能になり、「生地厚が0.6ミリ以下で洗い加工を必要としないコットンパンツなどに適している」。
使用するアルミプレススライダーはYKK独自のアルミ成型技術で、これまでアルミ材の特性上困難とされてきたプレス加工を可能にした。テープには再生材を使用し、環境負荷低減につなげる。

ワイジップは1966年に開発、ファスナーの世界トップブランドに成長するうえで重要な役割を果たしたアイテムの一つ。「技術力を結集して新商品を開発した」と九十九孝司上席常務執行役員営業本部商品戦略部長は言う。
