YKKはウィーク前半の公式会場となったスパイラルホールのホワイエで3月17~19日、学生対象のファッションデザインコンテスト「第24回YKKファスニングアワード」(24年度)の受賞作品を展示した。若手クリエイターの支援を目的とし、アパレル部門とファッショングッズ部門、それぞれのグランプリと優秀賞の作品を披露。受賞学生自ら、来場者にデザインのこだわりや着装源について説明した。
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アパレル部門のグランプリは、大阪文化服装学院の岩野蓮祐さん。資材パーツ一つひとつの「個」に焦点を当て、面ファスナーのオス(フック面)とメス(ループ面)を格子柄のように並列につなぐことで、ジェンダー平等を表現した。ファッショングッズ部門のグランプリを受賞した文化服装学院のラ・ショウカさんは〝思い出を詰め込む〟透明のバッグを制作。「傷付けたくない大事なものを守りながら見せたい」とし、四つ角に思い出の品を装着できる回転バックルを付けて独創性を発揮した。
このアワードは今年25周年。11月にはアニバーサリーイベントの開催も予定している。
(松本寧音)