和光は今春夏、海島綿を使った商品や別注のステッキなど、昨年発売して好評だった同社限定モデルのバリエーションを増やす。沖縄のブランド「パイカジ」と組んだメンズのハワイアンシャツではイラストレーターの鈴木英人氏と協業した限定モデルを打ち出す。メンズアパレルではそのほか、手横編み機で編んだ麻のニットジャケットを初めて販売する。
同社は昨春夏物で、海島綿の中でも最高品質といわれる品種「V‐135」を使ったストールとニットタイの限定モデルを販売した。今春夏はV‐135の肌触りの良さが生かせる商品としてメンズのインナーウェアを企画した。色は白でトップは1型、ボトムはショート丈とロングパンツがある。V‐135によるトップとボトムが揃ったインナーウェア企画は初めてという。トップのMとLサイズ1万2960円(税込み)、LL1万4040円、ロングパンツのMとL1万4040円、LL1万5120円など。
V‐135ではこのほか、メンズのストールで新商品を加える。新商品は4枚の異なる柄の生地を中心部で継ぎ合わせた形で、立体感があり、巻き方によって様々なコーディネートが楽しめる。2月下旬に発売する。綿100%で3万240円。
ステッキは昨年に続きステッキ専門店の銀座タカゲンに別注し、メンズ2型、レディス1型を限定モデルとして企画した。メンズで支柱に黒柿を使い、ハンドル部分をハトのモチーフの純銀製にした高級品が52万9200円など。ステッキは昨年初めて期間限定売り場を開設して好評だったことから、今年も5月をめどに、仕入れ商品を含めて約100種類の商品を揃えた売り場を開設する。
パイカジと組んだハワイアンシャツの和光限定モデルは今回が第3弾。鈴木氏のイラストをあしらったハワイアンシャツはパイカジが4柄を企画するが、それに加えてオレンジの車が印象的なイラストをあしらった1型を和光限定モデルとして販売する。4万1040円。この1型は期間限定売り場の開設に合わせて7月に発売する。
麻100%のニットジャケットは国内で数少ない手横編み機で編んだ限定品。同社が手横編み機による麻100%のニットジャケットを企画・販売するのは初めてという。清涼感があるほか、襟裏に伸び止めの生地を使って襟の形をしっかりさせるなどで、カジュアル感覚のテーラードジャケットとして打ち出す。2月下旬発売で7万5600円。


