ワコール、思春期女子に寄り添う教室

2016/06/14 06:57 更新


 ワコールがCSR(企業の社会的責任)活動で取り組む、成長期の女の子のための下着教室が「ツボミスクール」=写真。15年間で開催は東西4500回におよび、このほど累計受講者が10万人を超えた。

 スタート時は子供会などの民間団体と連携して開催していたが、口コミを中心に認知度が高まるにつれて、学校関係者からの要望が増加。現在は80%が学校関係で、その3分の1で定例授業に組み込まれるなど、定着した。

 対象は小学4年生から中学3年生。体も心も発育に個人差のある年齢。下着というデリケートなアイテムだけに相談しにくいケースも少なくない。ツボミスクールの内容も〝教える〟ではなく、〝ともに考えて寄り添う〟ものへと充実させてきた。こうした活動を通じて、親世代を含む社会全体に正しい下着の情報を発信、同時に将来のワコールファン作りを進めていく。

 15年間の主な開催先は、学校の授業のほか、保健室の先生の研修会、保護者向け講習会、保健主事や教職員研修会、全国子ども会連合会、ガールスカウト日本連盟など。

 主なコースは小学4~6年生(45~60分)、中学1、2年生(50~60分)、保護者(60~90分)の三つ。

 

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