ワコールは、輸入販売するスイスのインナー「ハンロ」の期間限定店を5月1日まで、伊勢丹新宿本店3階のザ・ステージで開いている。16年、17年に続き3回目。「過去2回はラウンジウェアに焦点を当てたが、今回は〝ディス・イズ・ハンロ〟をテーマに原点回帰し、上質で洗練されたブランドの世界を見せる」のが狙い。ブランドの130年を超える歴史や物作りの考え、過去の広告ビジュアルを紹介するコーナーも設けた。
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期間限定店では定番キャミソール「コットンシームレス」の三越伊勢丹グループ限定色(ピンク、グリーン、ネイビー)や、定番のブラキャミソール「アリュール」と「メゾンドリーファー」が協業で作った2色も販売している。メゾンドリーファーとの協業品はメゾンドリーファーで先行販売しているもので、百貨店での扱いは初。ファッション感度の高い若い女性の取り込みにつなげていく。
売り場には刺繍ミシンを置き、コットンシームレスとアリュールの購入者を対象に、名前やイニシャルを刺繍するサービスも提供している。過去にオランダやフランスで行ったサービスで、日本では初めての試み。書体は2種類、色は10色から選べ、約10分で仕上がるという。
ワコールのハンロの18年3月期売り上げは前期比26%増。3期連続で2ケタ増収が続いており、今期も2ケタ増を計画している。


