このほど、都内で「エコプロ2018」が開かれ、自然環境に配慮した原料を使った製品や、リサイクル製品、物作りの技術や工夫などが幅広く展示された。3日間の来場者数は見込んでいた17万人には到達しなかったものの、前回より2000人以上増えて16万2200人だった。
会場内で近年目立つのは子供たちの姿。教育の一環で、多くの小学生が企業や行政の出展ブースに立ち寄り、説明を聞いて回っていた。スタンプラリーと組み合わせたり、アトラクション風の演出にしたりするなど出展者側も工夫を凝らし、子供たちの関心を引きつけようと努めていた。
次世代の担い手はまさにこの世代。「エシカル消費って何?」というブースもあったように、今は幼い頃から当たり前のように〝環境学習〟を受けている。今の子供たち世代は、自然環境との共生というテーマをはじめ、サステイナブル(持続可能)な世の中を作ろうとするグローバルな機運に抵抗なく乗っていくことだろう。
(嗣)